正しい歩き方 〜 踵から足を着くのは正しい歩き方?
重信先生のコラム
column
重信先生のコラム
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正しい歩き方、知っていますか?
よくテレビや雑誌などでは、「踵から足を着いて歩きましょう!」と言われています。
これが正しい歩き方なの?と聞かれたら、「正常歩行」とは答えます。
しかし、全ての方に当てはまるか? と聞かれたら、「そうではない」と答えています。
「踵から足を着いて歩きましょう!」
腰痛で来院する患者さんの8割が聞いたことがあり、信用しているようです。
そのうち半数近くの方が実践されてます。
・・・しかし、この歩き方、腰痛の原因となることがあるため、当院ではあまりすすめておりませんが・・・。
なぜか?
「正常歩行」は、あくまで「健康な人の歩行(身体に痛みがない人)」と歩き方、と考えているからです。
例えば、ぎっくり腰や足のケガをした時に「踵から足を着いて歩く」事が出来るでしょうか?
身体に痛みがある時って、腰を伸ばして歩けなくなりませんか?背筋を伸ばすことが大変かと思います。
やってみると分かりますが、背筋が伸ばせない時、正しく歩く=踵から足を着いて歩く、ことは大変になります。
それでも無理やり背筋を伸ばし(大体反り腰)て、何とか踵から足を着いて歩こうとする。(←しないですよね笑)
結果として余計な筋肉を使い、バランス取れずにいわゆる「ドスドス歩き」、踵を叩くように歩くことに・・・。
さらにその歩き方が日常化する・・・。
そりゃ、痛みとれないですよね。
というような理由で、全ての患者さんに「踵から足を着いて歩く」ことはすすめておりません。
*更に細かい理由もありますが・・・
ではどうやって歩くのが正解か?
残念ながら「これだけやればいい!」という歩行は言えません。
当院では、
→その時の身体に合わせた歩き方
・痛む箇所
・姿勢、変形など
・歩行、運動経歴など
→目的に合わせた歩き方
・どこまで歩けるようになりたいか?
・買い物、旅行、登山・・・どこへ行けるようになりたいのか?
・姿勢を良くしたい、腰を曲げないで歩きたい
などなど。
患者さん本人(たまにご家族)の意見、要望を聞いた上での歩き方をすすめております。
なかなか自分では、身体に合わせた歩き方に気づきません。
一度お近くの治療院で聞いてみてはいかがでしょう?
お互いいつまでも楽に歩ける身体を目指しましょう!?

